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大の蹴球記

「あ~疲れたぁ。」
知良が言った。
彼はサッカー部副部長。

あの時は俺が聞いていなかっただけで
部長の時も騒いでいたが
彼が選ばれてさらにうるさくなったらしい。

「あ~大。」
「どうした?知良。」
「今日、祭りいかねーか?。」
「ぇ?」
「幸光とか誘ってさー。」
「お前の家、祭りとかダメじゃなかったっけ?。」
「今年はいいって言ってるしさー。」
「んじゃ、了解!。」

その日の夜・・・
「待たせたな~。」
知良が20分遅れてきた。
「おう、全員揃ってるな、行こうぜ!。」
「・・・。」

行った祭りは、小さい頃親父に連れられてきたとこだった。
あの時はすっごく大きく見えた祭りがちっちゃく見えた。
時間って長いようで、短いな。
綿菓子を食べながら思う。
綿菓子ってこんな甘かったっけ?。
小さい頃は祭りの唯一の楽しみだったのにな。
「っしゃあああPSPゲットぉぉぉ。」
向かいの射撃で幸光が取ったみたいだ。

PSPを持ってウキウキしてる幸光見てると
普段の生徒会長を務めてサッカー部副部長をやってるようには
全然見えない。

もう帰ろうかなと
3人で出口に向かうと克哉たちに会った。
「お、よう。」
「おー、今からここで鬼ごっこやろうと思うんだけどやらねーか?。」
「いいぜ~。」と知良。
誰だっけ?部活で昼間ひーひー言ってたの。
俺らも強引にやることになった。
正直気が進まない・・・。
知良と克哉は学年トップの足もってるし、
幸光は学年トップのスタミナ。
周りも俺より足の速いやつばっかし。
どちらかと言うとサッカーではテクニックで勝負する方だったので
単純に足の速さも早いわけでもないし、
スタミナもそこまであるわけじゃない。

鬼ごっこスタート。
正直これだけの人混みなら隠れてりゃみつからねぇだろうな。
鬼大変だろーなー。
お、克哉みっけ。向こうも気づいて走ってこっちに来てる。
そういや鬼誰だっけ?・・・
うげ、克哉だ・・・。
やべぇ、逃げなきゃ!
ダッシュ!、ダッシュ!、ダッシュ!
「痛えええええええ。」
克哉の叫び声。
さすがに周りは気づかなかったみたいで、
俺は「どうしたーーー。」と叫ぶと
「転んだーーーーー。」
心配させといて転んだだけかよ!。
とりあえず克哉のとこいって、
「大丈夫かー?」
「痛えーな。」
そりゃ当然、膝から血がだらだら・・・
「何で転んだんだ?。」
何もないとこで学年トップが転ぶはずない。
「この線!ふざけんなよ!。」
線にキレんなよ・・・。
「ふざけんじゃねええええ。」
この叫び声と共に克哉が線を蹴った。

プツン


え、て、て、て停電?まさか・・・
「おい、克哉・・・。」
「何で停電したんだろ~。」
彼は勉強は下から学年トップ。
わからなくて当然です。
「とりあえず逃げろ!。」
ダッシュ!、ダッシュ!、ダッシュ!
なんでこんな走らなきゃいけねーんだ。

とりあえず
祭りの会場の入り口から少し離れたとこで
状況を克哉に説明。
話してるとメールで呼んだ幸光たちが
来た。ってか逃げてきた。
状況を説明。
「馬鹿だな。」
「うん、馬鹿だ。」
「克哉、馬鹿だな。」

彼が蹴ったのは延長コードたぶん一番大事なやつ蹴ったんでしょう。
「なんで俺は部活で疲れてるのに、こんな走らなきゃいけないんだーーー。」
お前のせいだ、克哉。



大の蹴球記<3>に続く

どうだったでしょう・・・
本当は昨日upしたかったのですが、
時間がなくて・・・


祭りで騒ぎ起こした人もそうじゃない人もクリック(゜∀゜)b



















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大の蹴球記

ピィー ピィー ピィー
笛が鳴った。

0-1 それも微妙な判定のPKだった。

妙な空白感と脱力感が心を蝕んでいく。

そうだ。
後半ロスタイム
ゴール前で後は触るだけのとても簡単なシュートだった。
しかし幸光は決めることができなかった。

あれが俺だったら・・・


怪我して試合に出れないこと。

ただそれだけなのに・・・

先生、先輩方、幸光、同学年の仲間、後輩、先輩方の両親

皆に迷惑をかけた。

この時初めて責任という物を感じたような気がした。

その日はただ泣くだけだった。

次の日
サッカー部は2年と3年が集まった。
先輩方が何か言っているが
耳に入ってこない・・・

正直
まだ気持ちの整理ができておらず
先輩方には会いたくはなかった。

話はどうやら進んでいるみたいだ。
やっと聞こえた
新部長、副部長の発表か
幸光、克哉、隆あたりだろうな・・・

「それでは、部長を発表したいと思う。」
「部長は」・・・
うるさかった部屋も静かになった。



「大」お前だ

ふぅーん
大か・・・
ん?お、俺!?

「副部長は・・・」
耳に入ってこない。
ただ俺はボー然としていた。
なぜ俺なんだ?

解散した後
先生たちに聞いてみた。

すると、
「お前以外に誰がやるんだ。」

「お前以外にはいないって3年が言ってたんだよ。」

「あいつなら俺らの借りを返してくれそうだってさ。」

「よかったな 大。」

「幸光たちとしっかりやるんだぞ。」

それでも信じられなかった。
先輩方は俺も部長としてやっていけると
本当に思ったのか
疑問だった。
今しかない・・・ さっき話し合っていた部屋に走って戻った。 

部屋に戻ったら3年は残ってた。
「おぅ、どうした? 大」

「あ、部長か わりぃわりぃ」

「これからのサッカー部はお前次第なんだからな!」

先輩たちは茶化しながらも部長って呼んでくれた。
俺を部長として引っ張っていってほしいといってくれた。
今度は俺の番だ。

「先輩方。」

「おぅ どうした急にそんな顔して。」

「俺、ぜってー県大会行きます。」

「先輩方の借りも返して必ず県大会に行ってみせます。」
俺らは地区予選すら勝ち抜けないのに
県大会なんて・・・
高校から野球始めたやつが甲子園行くみたいなもんだけど
先輩方の借りを返すのなら
先輩方が目標にしていた県大会出場はしないと

先輩方は
「ぜってー行けよ・・・」

この一言だけでも嬉しかった。
俺はこれが責任だと思った。
絶対に行かなければいけない。
だけど俺は燃えた。

ぜってーいってやるぞ県大会!
待ってろよ県大会!




大の蹴球記<2>に続く

どうだったでしょうか?
誤字脱字があるかも知れないので
感想とかコメントしてくれると嬉しいです。
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初めまして

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こーと申します。

自作小説を書いていく予定です。
ぶっ飛んだ小説になるかもしれませんが
そこは笑いながら読んでくれるとうれしいです(^ω^)

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プロフィール

こー

Author:こー
受験まっさかりな中3
趣味はサッカー チームはリバプール

更新は不定期になると思います・・・

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